今回はGoogle製イヤホンの「Pixel Buds Pro」を入手したのでレビューします。
私は去年、Google StoreでPixel 8を購入したのですが、その際にGoogleのストアクレジットを3万円入手しました。
そのクレジットを使って実質タダで入手しました。
2022年7月28日に発売されたイヤホンで、普通に買うと2万円くらいするのですが、2年ほど前に出たモデルだからなのか、Google Storeでは定期的なセールで安く売られています。
開封
同梱物はイヤホンケース(本体)とイヤーピースと最低限のものです。
充電ケーブルや充電器は付属していません。
充電にはPixelと同じUSB-Cを使うため、不要だと判断されたのでしょう。
これが本体です。
一番最初に感じたのは「ケースが薄い」というところ。
私はYAMAHAのTW-E7Bというイヤホンも使っているのですが、こちらの厚みが39mmに対して、Pixel Buds Proの厚みは25mmです。半分とまではいかないですが、薄いとポケットにも入れやすいので使い勝手が良いです。
このYAMAHAのイヤホンケースは分厚過ぎて少々扱いづらいです...
音質・ノイキャン
軽いにも関わらず音質は良いですね。低音が強めの印象で、万人受けするだろうなぁという感じです。個人的にはもう少し高音域がほしいところ。
また、ノイズキャンセリング機能に関してですが、有効にすると中音域が弱くなる?ような感覚があり、素人にも音質が悪くなったと感じます。
装着感・操作性
軽い上に小さいので装着感は良好です。長時間装着していても耳の負担はあまり感じません。
操作性に関しては一回タップで一時停止、二回タップで次曲、三回タップで前曲に戻ります。
AirPodsを始め、最近のワイヤレスイヤホンはこの操作方法で殆ど統一されているような気がするので違和感なく操作ができました。
イマイチポイント
イヤホンを調整しようと少し触れるだけで楽曲操作だったり外音取り込みモードに変わってしまうところ。
センサータイプの良くないところが出てしまっていますが、使っているときにイヤホンが落ちそうだとかそういう理由でイヤホンを押し込んだりとかすると思います。
これがAirPodsだと側面にセンサーがあるので指でイヤホンを押し込んでも誤作動しないんだと思いますが、こいつは結構誤操作してしまいます。
もう一つは、ケースからイヤホン本体を出したときに指で回転させないといけないこと。
文字で説明するのが難しいのでこの動画をご覧ください。
ケースからイヤホンを取り出してそのまま耳に装着したいのですが、このPixel Buds Proはイヤホン本体を片手でクルッと回転させて耳につけないといけないんですよね。
コレが地味に面倒な上に落としそうで怖い。
使い勝手はあまり良くないですね。
iPhoneでは使える?
手持ちのiPhone 12 miniで試してみましたが、問題なく接続できました。
楽曲操作、音量操作、ノイズキャンセリング操作はイヤホンからしっかり操作できてます。
総評
1万円なら良いかなと思いますが、2万円の価値があるかと言われると微妙なところでした。
空間オーディオやHDオーディオの設定、イコライザ設定などスマホの設定画面の中にあってPixelとの相性はとても良いのですが、逆に言えばPixel以外との相性があまりよろしくなく、細かい設定ができません。
PCやiPad、iPhoneなど、様々なOSのデバイスを併用する方はSONYのワイヤレスイヤホンを選んだほうが絶対にいいと思います。
発売から2年経ってますので、そろそろ新モデルが出てもおかしくない頃合いです。
購入を検討している方はもう少し待ってみても良いかもしれませんね。