前々から気になってたコイツ、乗ってきました。
10月19日に運行されたカシオペア紀行 甲府行きに乗車しましたので記事にしてみました。
「カシオペア」とは
星座のカシオペヤ座に由来しているようで、夜行列車にピッタリなネーミングですね。
2016年からは、「カシオペア紀行」という旅行商品向けの団体専用列車として運転されています。
筆者は寝台列車の知識に疎く、現在運行されているサンライズ出雲くらいしか乗ったことがありません。
このカシオペアに使われている車両は特徴的で、上野東京ラインで尾久駅を通ると見かけるなぁくらいのイメージでした。
今回、この列車に乗れるのも友人がきっぷを取ってくれたお陰なのですが、乗らないかと誘われたのは数週間前だったので本当に唐突でしたw
乗車
津軽海峡・冬景色の歌詞に「上野発の夜行列車」という歌詞がありますが、今となっては上野発の夜行列車は幻のものとなってしまいました。
今回のカシオペアは甲府行ですが上野駅始発なので、当時はこんな感じに夜行列車が止まっていたんだなぁと実感。
今回のお部屋です。
2人用個室のA寝台です。
カシオペアは全室A寝台になっているようで、室内にトイレと洗面台が用意されています。
そして地味に凄いのがこの洗面台、使わないときは格納できるようになっているんですよね。
限られたスペースを有効活用してということだと思いますが、こういった工夫を見るととても面白いですね。
いざ出発です。ホームにいる駅員さんが見送ってくれました。
出発して暫くして部屋に戻り、軽食を頂きました。
一見量少なさそうに見えますが、これが結構なボリュームでして、食べきった頃にはお腹一杯になりました。
先頭車両は展望室となっており、かなりの開放感があります。
進行方向左側を見れば甲府盆地を眺めることも出来ました。
雄大な景色を眺めるのもいいですが、個人的には駅を通り過ぎる度に現れる物凄い数の撮り鉄の姿と、ホームにいる人が不思議そうにこちらの車両を見つめる姿がなんとも面白かったですねw
甲府からの帰りは寝台列車らしく、座席を倒してベッドにして寝転んでみました。
これで札幌とか青森に行けていたことを考えるととてもロマン感じません?
さいごに
上野甲府間の往復でしたが、甲府到着からの発車が2時間程度しかなく、駅前しかぶらつけなかったのがちょっとだけ残念でした。(3時間あれば車借りてほったらかし温泉にでも行こうかなと思っていましたが)
そして現在、定期列車として運行している列車はサンライズ出雲・瀬戸のみとなっています。
国鉄からJRに分割されたこともあり、普通列車も含め長距離列車がどんどん数を減らしていますが、青森なんかは同じJR東日本エリアなので実現のハードルは低そうですし、上野発青森行なんかは週末だけの運行にすればまだかなりの需要があるのでは?と思います。
夜行バスや新幹線に対抗できないと思われがちですが、夜行列車で移動してみたいという人は少なからずいますし、ホテルも料金が上がっている中、起きたら朝になっているという点でも利便性高いですよね。
高くても鉄オタなんかは喜んで乗るでしょうし、是非実現してほしいなぁと思います。