今年の4月。桜が綺麗な時期にJR可部線の廃線跡、安野駅に訪問しました。
安野駅の概要
場所はココ。
JR可部線自体は現在も広島駅からあき亀山駅までを結ぶ路線ですが、当時は約30km先の三段峡駅まで路線が伸びていました。
そんな安野駅が廃止されたのは2003年のこと。
現在は「安野 花の駅公園」として整備されています。
駅舎
これが安野駅だった当時から残る駅舎。
コンクリート感丸出しの如何にも「昭和」を感じる駅舎ですね。
駅舎に入ると2003年当時の時刻表がありました。
時間帯にもよりますが、2時間に1本程度でしょうか。
思ったよりはあるな、という感じですね。
というのも、今廃線になりかけてるJR芸備線の備後落合駅の時刻表がコレです。
1日3本でも廃線にならないのに、1日8本で廃線になっちゃったのか~という感じ。
いずれにせよこのレベルならさっさと廃線にした方が良いと思います。どんどん人口も減っていく中で残したとしても長続きしないに決まってるので。
当時の運賃表。今とそんなに変わらない感覚ですね。
この頃はICOCAなんて無いよな...と思ったら、廃駅のタイミングと同じ2003年に運用開始されたらしいです。
そう考えると結構最近に感じるような感じないような...
ホーム
ホームにやってきました。
当時使われていた車両が保存されています。
電化されていないので気動車って言われるやつです。
車両の状態は良いとは言えず、かなりサビが発生してます。
wikiによると、2022年に車両の劣化によって雨漏りが起きてしまったとのこと。
車内は思ったよりいい状態な気がします。
それよりも、廃線なのに当時使われていた駅名標がそのまま残されてる方が個人的にアツいです。
これがあるだけでも今でも現役の駅なのかと勘違いしてしまうのが面白いところ。
廃駅で当時の駅名標が残ってるところって珍しくないですか?
周辺
周辺は桜の木が多く植えられており、桜の時期だったのでそれはもう素晴らしかったです。
線路も残っているので映えた写真も撮れそうです。
感想
特に何も考えずに訪問したのですが、お花見が出来るくらいここが桜スポットだとは思いませんでした。
今年はちゃんとしたお花見が出来ていなかったのでちょうどよかったですねw
安野駅は当時の車両・駅舎に加え、時刻表、運賃表、駅名標まで残っている貴重な駅だと思います。
廃線前の雰囲気もとても色濃く残っていると思いますので、興味のある方は是非訪問してみて頂きたいですね。